ニッポンの大人のおんなの学校
2014年3月31日
親から教えてもらわなかったために、のちのち苦労したこと、
私自身、ずいぶんあるんです。
かなり非常識な家に育ちました。
( 布団をたたみたいというと怒鳴られる。
朝、顔を洗いたいといって怒鳴られる。
一家5人が一緒に座れる場所がない。
嫌い箸のオンパレード、等々。)
だから、本を読んだり、習いに行ったり。
ひとり必死になって、“ 常識 ” を習得しようとしたのです。
そもそも、自分の家でおこなわれていることひとつひとつが、
常識なのか非常識なのか。
それを見極めるところからしなければなりませんでした。
「教えてもらわなかった」「よって、私はこのことを知らない」
という認識があれば、なんとかして学ぼうとします。
けれども、「私はこのことを知らない」ということに気づかなかったら、
知らないままです。
そういう人が多いと思います。
これはつい最近遭遇した例なのですが、
○川△子様 御中
と書いたのは、60代後半の男性。
はい、相当の年数を日本社会で生きてきた方です。
この方に、この宛名書きがおかしいと指摘してくれる人は、
おそらくいないでしょう。
私も指摘できませんでした。
さらにたとえば、30代の女性。
その方のところへ個人レッスンを受けに行ったときのこと。
マグカップでお茶を出してくださったのですが、
私の前へ置くとき、彼女の指は、カップの飲み口を持っていました。
私が100%の常識を備えているとは申しません。
ああ、そうだったのか、知らなかった、と気づかされることは、
まだまだあります。
ただ、これだけはいえます。
非常識な家に育ったお陰で、常識に敏感であるということ。
父よ、母よ、ありがとう。
そんな私、
日本社会で生きていく上で
しっかり身につけておきたいことを詰め込んだ
小さな学校を作りたいと思うのです。
その学校の名称、ひらめいたんです。
ニッポンの大人のおんなの学校
日本と書くとニホンと読む方がいるので、敢えてカタカナ。
大人のおんなは、
すでに大人になった女性も
大人の女性を目指す人も含んでいます。
女性がたしなみを持てば、
それを次世代に伝えていけます。
もちろん、男性がその役をやってもいいけれど、
女性の方が適任でしょう。
こういう学校を作りたいと、だいぶ前から思っていました。
近い将来、作りましょう。
賛同してくださる方、そのときは応援お願いいたします。
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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。
どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを
書いていきたいと思います。
毎週月曜日 朝8時、更新予定です。乞うご期待。
平成24年9月30日 (中秋の名月)