傷ついた経験から学んで次へ

ある方のセッションを受けました。

その方をA氏としましょう。
私は少し前からA氏のブログを読んでいました。
ちょっと斜に構えた独特の視点で書かれており、
文章はいつも長文でした。

その独特の視点がよいか悪いかは別として、
私はおそらく、今の自分に活を入れてもらいたかったのだと思います。
セッションを申し込みました。

当日、A氏がどんな服装で、どんな態度で、
どんな内容のセッションだったかはここには書きません。

ズバズバ言われたことは確かです。

それはいいのです。
オブラートに包むばかりがいいとは申しません。

ただ、非常に傷つくことを2つ言われました。

なんと言われたか。
それも伏せることにいたします。
もし、( ないとは思いますが ) この文章をA氏が読んで、
「自分はそんなことは言っていない」
「そういう意図で言ったのではない」
と反論する可能性もあるからです。


A氏が質問したことに私が答える。
その答えの中に出たひとつの言葉をとらえては、
A氏は何度も非難を交えた論理を展開しました。

それもいいのです。
確かに一理あるのですから。

しかし、人間性を否定するようなことを2つも言われ、
「実は最初からそう感じていた」と言われたことに、
私は相当打ちのめされました。

それでも静かに聞いていました。
学ぶべきことは学ぼうと考えたからです。
そして、この場を選んだのは自分だと知っていたからです。


セッションを終えておいとまするときのA氏の態度も
驚くべきものでしたが、
それもここに書いてもしかたのないことなので書きません。
自分の場に招き入れた客人をあのように見送るのは、
その客人が招かざる者であったか、
無礼をはたらいた場合だと私は思います。


さて、それから数時間、私は打ちのめされたままでした。


数時間?


ええ、そうです。
幸いにも数時間で済みました。

その経緯を書いてみようと思います。



A氏のセッションを受け、
素直に「そうだ」と気づかせてもらったこともあるので、
その点は今後に生かそうと思いました。

でも、生かそうとするたびに、
人間性を否定された言葉がセットで思い返される。
それではやってられません。

なんとかしなくては。

そこで私は、思いつく限りの方法を総動員して、
打ちのめされた気持ちに向き合いました。

その結果。

以下の3つが私を救ってくれました。


〈その1〉
なぜ自分の潜在意識は、A氏のセッションを受けることを選んだのか。
私が持っていた同じテーマに対して、
もっと優しい言葉をかけてくれる人のところへ行くことも
できたはずなのに。
そこに焦点を当てました。

これは、私がカウンセリングの中で取る手法のひとつです。
まずそれで行きました。
そして、答えを得ました。
それは書きません。
ここでは、答えの具体的な内容は大切ではないので。


〈その2〉
その日、ある会場でイベントがおこなわれていました。
行く予定はなかったのですが、
少し前から気になっていた、あるエネルギー系のモノを
その会場で試せると知っていました。

「行こう」。
そう思い立ち、電車に乗ってイベント会場へ。

そして、その、あるエネルギー系のモノのお試しをお願いしました。
かかった時間、約15分。

15分後、打ちのめされた気持ちはすっかり消え、
世界は元の明るさに戻っていました。
( こういうとき、本当に目の前が明るく感じられるものですよね。)


そのモノにここまでの力があるとは思っていませんでしたので、
非常に驚きました。

そうか。
ほんの数時間をおいてこういう経験。
これもきょう、私に必要な流れだったのだ。

この、エネルギー系のもの、
自分でも使いたいと思い、ただ今検討中です。


〈その3〉
すっかり元の明るい世界に戻ってから、私は思い出しました。
A氏とは正反対の言葉をかけてくださった方のことを。

Bさん。
私が最も信頼するヒーラーのおひとりです。

Bさんが主催するセミナーに参加したときのことです。
小さな部屋で少人数でおこなわれました。
時間より少し前にそのマンションに到着した私は、
部屋に向かって廊下を歩いていました。
すると、玄関のドアが開き、Bさんが顔を出したのです。


「やっぱり、ぱちょりんさんだ」
と、Bさんは言いました。
ぱちょりんは、私の名前のひとつ ( ? ) です。



その日の参加者の中で私が最初に着いたのでした。
部屋でみんなを待っていたBさんは、
私のエネルギーを感じたのだそうです。
それでドアを開けた。
「ぱちょりんさんのエネルギーは、あったかくて大きいですね。
かなり広い範囲で感じますよ」
Bさんは、そうも言ってくださいました。

うれしかった。

そして、この言葉の正反対のことを
私はA氏に言われたのでした。


なぜA氏にはそう感じられたのでしょう。
疑問でしたが、それもわかりました。
A氏の観点は、ある特定のところにあるのです。

わかりにくいですね。

あるギョーカイ用語で言いますと、
「7層ではなく5層」です。
それにハタと気づきました。

わかりにくいですね。ギョーカイ以外の方々には。

説明が長くなってしまうので省きますが、
平たくいえば、純粋なる愛の観点ではないということです。
そこから見て、A氏は私を評したのでした。


以上、うんと、いたく、すんごく勉強になった体験でした。


しかしながら、あの、打ちのめされた感覚。
頭の中で鳴り響く、人間性を否定する言葉。

普通だったら、ただただ月日が流れ、
痛みが薄れるのを待つしかないことでしょう。

それを数時間で解消でき、
こうやって平気で文章にしてみなさまにご披露できることを
私は本当にスゴイことだと思っております。


また、これは改めて肝に銘じたことですが、
「心を開こうとしている人に、どんな言葉を持って応じるか」

大切です。

言葉は、武器にもなり、塗り薬にもなるのですよね。


さあ、まずは、
驚異的な結果を出した、エネルギー系のモノを取り入れるかどうかです。
悩みや問題の “ 根本的な ” 解決はぜひとも必要だとしても、
傷ついた思い、悲しみは、その場で軽くした方がいい。
そうすれば、問題にも落ち着いて向き合えるというものです。
あのモノは、そういう働きをしてくれる。

3つの発見が上記の順序でやってきたことからそう言える私です。


ちなみに、きのうたまたま
A氏の顔写真をネットで発見するはめになったのですが、
打ちのめされた感覚は一切蘇りませんでした。

こりゃあ、まったくもってすごいこと。


大いなる気づきをもたらしてくれたA氏に感謝。


あまりにうれしいできごとだったので、
予定の日を待たずに記します。

 

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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを

書いていきたいと思います。

 

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平成24年9月30日 (中秋の名月)