思ったとき、始まる。

思考が現実化するとは、よくいわれることです。

もう何十年も前からいろいろな方が唱えています。
本もたくさん出ていますね。

何かを思って、それがすぐに現実化しないからといって、
思考の現実化なんてウソ、
と決めるのは早すぎます。


私たちが生きているのは、
三次元の、空間と時間が織り成す世界。
そこに現実として現れてくるときには、
空間と時間の法則が作用します。

土に種をまいて水をやり、
そのあとどんなに熱心に世話をしても、
10日で出る芽が3日で出ることはありません。
また、芽が出るのはいつだいつだと
注視していても芽は出ません。

適切な世話をして、あとは自然に任せることで、
ある日、芽が出ていることに気づくのです。

思考の現実化はこれと同じです。

今、今、今、今。
今思ったことが近い将来、現実となります。

ということは、今、自分を不幸だと思う人は、
この先不幸です。

とにもかくにも今、自分を幸せだと思う人は、
この先幸せであるのです。

単純化していってしまえば、
月曜日9時に自分を不幸だと思い、
その思いのままで生活し続けたとしたら、
9時、10時、11時・・・・・・
・・・・・・火曜日の9時にも自分を不幸だと思っているので、
1週間後の月曜日9時に、不幸な状態が現れる。
それを見てまた、自分は不幸だと思うので、
翌週の月曜日9時にも不幸だ。

そういうこと。

この逆を思ったとしたら、逆の結果が。

自分は取り立てて幸せでもないし不幸でもない、
と思う方がいるならば、
その方に申します。

何もない人生はないので、
幸せでもない、不幸でもない人生はありません。
つまり、どちらでもないと思うと、
どちらも起きる人生になります。
そうやって差し引きゼロにするのです。

幸せなことばかり起きると怖いという方もいます。
それはつまり、人生はジェットコースターのようなもの、
と思っているということです。
グングン昇っていると、そのうちドーンと落っこちる。
そうなるに決まっていると信じているのです。


人生に不幸はありません。
あるのは幸せと試練だけ。
その試練の量が多い人がいるのは、
試練がないと人間性は磨かれないと信じているから。
あるいは、自分に幸せを許可していないから。

幸せは、単なるパッパラパー状態ではありません。
ジワーンとかみしめるもの。
試練のあとの幸せは、それはそれは格別だけれども、
試練を乗り越えないと幸せを味わってはいけない
というわけではないのです。

そこのところ、よくよくわかっていただきたいと思うのであります。

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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを

書いていきたいと思います。

 

毎週月曜日 朝8時、更新予定です。乞うご期待。

平成24年9月30日 (中秋の名月)