愚痴のいい方

ある講座で、愚痴のいい方を習ってきました。


常に愚痴ばかりいっている人は論外ですが、
一切いわないというのも、実はよくない。

イヤなことがひとつもない人生などないのであって、
そこで不平不満をいわずに我慢していると、
溜まりに溜まって別の形で出てしまいます。

さまざまな病気として。



溜め込まず、建設的に愚痴りましょう。


きのう習った方法、詳しくは書けませんが、
大切な点は次のようなものです。

・息を吐きながら愚痴をいう。・・・出し切ってしまうということ。

・左脳で愚痴る。・・・感情的にならない。

・終わったら、シャッキリと背骨を立てる。


感情的にならずに愚痴をいうなんて
それ、愚痴と呼べるのでしょうか?

普通はちがいますね。

でも、建設的な愚痴のいい方では、
淡々と事実だけを述べます。



背骨を立てるということ、
実はとても重要なことです。

背骨グニャグニャな人が増えているように思うのですが、
いかがでしょうか。

畳の生活だった頃には日常的にしていた、正座。
それが、
食卓5点セット、テレビの前にソファという生活が普通になってから、
背筋を伸ばす機会が極端に減った、
と私は考えています。

朝起きてすぐに椅子に座る。グニャッと。

ごはん食べるときは足を組み、
テーブルに肘をつく。グニャッ。

駅で電車を待つ間、
なんだかの画面を見ているから、
猫背で下を向き、腰は落ちている。グニャグニャ。

電車に乗って座席へ。
浅く座るから、背骨は曲がっている状態。グニャーッ。


かくいう私も正座は苦手ですが、
( 茶道を習っていた小学生の頃の方が長時間正座できた。)
椅子に座って作業するときや、
駅で電車を待っているときなど、
背骨を意識しています。

一本筋の通った生き方をしたいからです。



話が少しそれましたが、
キリッとした姿勢で愚痴をいう人はいないと思います。
そりゃそうでしょう。
そして、それでいいのです。


愚痴は、ダラダラいわない。さっさという。
そして、終わったら、背筋を伸ばしてください。



建設的な愚痴のいい方。
それは、
自分の心を穏やかに保つことにつながります。



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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを

書いていきたいと思います。

 

毎週月曜日 朝8時、更新予定です。乞うご期待。

平成24年9月30日 (中秋の名月)