肉体は自分の表現体

つい、
「なりたくて
この体になったのではない」
と思いたくなります。

表面的な美や強さを
基準にしていれば、
そうなります。

いやちがう、
人間の価値は
そこにはないはず、と
なんとなくは
わかっていても。



誰がなんといおうと、
人間の価値は
心の奥にあります。

それを
とことん追求する人が
自分の人生の勝者です。



自分の体は
自分の表現体のひとつ。

人生という舞台に
現れるために
自分で縫った衣裳とも
いえます。

自分で選んでいます。

あるいは、
選ぶ必要があったのです。



「なんでこの体」
と嘆いて終わるか、
選んだ表現体を駆使して
舞台上を
所狭しと演じ切るか。

どちらかです。