居心地のいいところ

居心地のいいところ。
それは大きく分けてふたつに分類できます。

1.自分らしさが発揮できているため、
とても気持ちがいいと感じるところ。

2.努力しなくてもラクチンでいられるところ。

1を元々持っている人は、なかなかいないと思います。
自分らしさを発揮できる場はどこだろうと、
しばらく探して、多少間違えもして、
その結果発見する、ということが多いと思うのです。

つまり、1に行くには努力が必要。

たいていの人は、2をすでに持っていて、
そこでのラクチンさに馴れてしまっています。
そして、ここでいいやと思う。

けれども、ラクチンさを優先させますと、
自分らしさは発揮できません。
まさかと思うでしょうが、そうです。

「こんな自分」と自己評価したとき、多くの人は評価が低い。
それこそがつまり、
ラクチンな中にいる自分を
そこまでの人間と思い込んでいる証拠です。

しかも、そこまでの人間でいいとする理由まで持っている。
いや、持っているというよりも、
自分に言い聞かせているのです。

それはなぜか。

おそらく、

A.努力はつらいと思っている。

B.失敗して人から笑われるのが恐い。

から。

 

「いや、そんなこと思ってません」と言うかもしれません。
これは、表面で思っているかどうかではないのです。

潜在意識の話です。

私は潜在意識の専門家を自負しており、
「思う」がどこで思うなのか、
それを見極めるお手伝いをしています。

潜在意識が、
「努力はつらい」「失敗して笑われるのが恐い」と思っているまま、
勇気を出して1を探そうとしても、
ちょっとした失敗にショックを受け、
また2に逃げ帰ることになりかねないのです。

まずは潜在意識を整える。
それが大事です。いつもながら。

 

今、突然頭に浮かんだたとえです。

私が子供の頃、モンブランといえばさつま芋が原料でした。
それがモンブランだと信じていました。
ほかにあるなんて思いもしなかった。

そして、私は芋モンブランが大好きでした。

大人になって、初めて栗モンブランを食べたとき、
衝撃を受けました。
その深くて洗練された味わいに。

以来、私にとってのモンブランは栗モンブランです。
もちろん。

けれども、芋モンブランが好きだった自分もいとおしい。
たまに食べるとなつかしい味。
そのなつかしさを楽しむこともあります。

 

お気づきでしょう。
栗モンブランは1です。
芋モンブランは2です。

世間にどうやら栗モンブランがあるらしいと知ったら、
食べてみるべきです。

芋モンブランを否定はしません。
が、それはあくまでも、栗モンブランの代用品なのです。

 

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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを

書いていきたいと思います。

 

毎週月曜日 朝7時、更新予定です。乞うご期待。

平成24年9月30日 (中秋の名月)