私は老体で三流?

高校時代の同級生から

年賀状が届きました。



資格を持って仕事をしている彼女。

こう書いていました。

「老体にムチ打ってがんばっています。

お互いがんばりましょう」





同級生です。

同い年です。

その彼女が、自分のことを

「老体」と表現したのです。



ということはつまり、

私も老体だということになります。



彼女は、

私も自分を老体だと思っている、

そういう前提で、

「お互いがんばりましょう」

と書いたのでしょうか。



あるいは、

何気なく書いたのでしょうか。



私は

自分のことを

老体だと
思ったことはないので、

「失礼だなあ」と感じました。








以前、

医学部の同級生と

何年かぶりで会ったときのこと。



彼女は、

大学の先輩と結婚しています。

医者同士です。



彼女はいいました。

「私たち夫婦は、

三流大学出身だから」



は?



ちょっと待って!

と、心の中で思いました。



あなたたちの母校は

私の母校。

つまり、

私も三流大学出身ってことに

なるんだけど?



その日、

2時間ぐらいおしゃべりしたのですが、

その間に、「私たち三流」発言は

数回ありました。



私は、

どこの大学が一流か三流か

なんて気にしたことがありません。

また、

たとえ世間が三流と呼ぼうとも、

母校のお陰で医者になれたのですから、

感謝こそすれ、

蔑む気持ちはさらさらないのです。






なぜみんな、

自分を落とすのでしょう。



なぜ、

自分を馬鹿にするような

冗談をいうのでしょう。



自分を尊重しない行為が

よくないだけでなく、

同じ境遇の人を

落とすことになるのに。







自分を本当に愛せる人のみが、

人を愛することができる。




年頭にあたり、


この大切なことを

改めて強調しておきます。



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「静かな樹」は、
カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いて
カウンセリングを行っているのかを
書いていきたいと思います。


毎週月曜日 朝8時 更新予定です。