神道という宗教

つづきです。



教えを唱えた人。

それを伝える人。

唱えた人はひとりでも、
伝える人は複数。
または代替わりする。

同じ説法の中の、
どこに強く惹かれるかは
人それぞれ。

だから
教えは変遷したり、
宗派が生まれたりする。

その時代の
為政者にとって
都合のいい解釈になる、
ということだってある。



日本の神道は、
宗教なのだけれども
「教典」がない。

これは
他国の人から見ると
驚くべきこと。



教典がない。

教典がないから、
解釈がちがったり
変遷したりすることも
ない。

そのため神道は、
争いの元を造らない。

こう言い切ったら
驚きますか。



「宗教、きらい。」
といいながら
神社参拝はする人が多い。

それは神道の、
ちがいを造らない性質に
起因するのではないか、
と私は考えています。