子供の問題は親の心の反映

このブログに書きたいこと、実はたくさんあります。
それなのに、更新があまり頻繁ではありません。
なるべく誤解を少なくかつ的確に書くことが、
とても難しいと感じるからです。

扱うのは、心の問題ですから。

さてきょうは、ある方からいただいたお問い合わせメールへの返事を
少し変えて掲載いたします。
子供の問題を抱える多くの親御さんにとって、
ヒントになるのではないかと考えるからです。

小学生であるお子さんに、「ヒプノセラピーを受けさせたいのだが」
というお問い合わせでした。
もちろん、詳しいことについてここには書きません。

 

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お問い合わせありがとうございます。

まず、結論から申し上げますと、ヒプノセラピーは
ご本人が自ら受けようと思うことが基本です。
小中学生の方は大人から言われて受けるという形になるため、
ご予約をお受けすることができません。

さて、お書きくださったご事情だけでご進言できることは少ないのですが、
お子さん自身がさぞおつらいだろうと思われ、
敢えてはっきりと書かせていただきます。

1.(中略)

2.不登校、乱暴、死にたいとの発言をする当の本人をなんとか
変えたいと、ご本人にセラピーやカウンセリングを受けさせて
いらっしゃるのだろうと拝察いたします。
しかしながら、変わるべきは周囲の大人、特に両親です。
16歳ぐらいまでは、子供の有りようは親の心の反映だからです。
どのような心の反映であるかを知り、それを変えていくことが大切です。
よって、ご両親のどちらかがカウンセリングを受けることを
お勧めいたします。
親としてはたっぷり愛情を注いでいるつもりでも、
それが子供に十分伝わらない場合があります。
それはなぜなのか、自分だけで考えてもわからないものです。
そういう意味でも、親御さんがカウンセリングを受けるのが最良なのです。

 

今まで、「子供のこういうところをなんとかしたい」と言って
お問い合わせくださった親御さんは数多くいらっしゃいます。
そのたびに、親御さんご自身がカウンセリングを受けるべきだと
お話ししたのですが、ご理解いただけないことが多くありました。
自分はやるだけのことはやっているとおっしゃるわけです。
その努力の方向がずれているために結果が出ていない、
ということにお気づきいただければと常々思っております。

メールや電話によるカウンセリングは行っておりませんので、
これ以上のことを申し上げることはできません。
ただ、お子さんの心の内を思うと、そのつらさは大人以上である
と考えられ、私までつらくなります。
かなりはっきり書き、失礼かとは存じますが、(中略)、
お子さんが問題を抱えていることは
親が自らを省みる機会であると捉えていただければ幸いです。

 


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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのか、
月に1、2回のペースで書いていきたいと思います。

端的に言えば、「人間の本質は善である」ということ、
そして、「自分を愛してこそ、人を愛せる」

「国を愛してこそ、自分を愛せる」
ということが根底にあります。

また、どんな人生にも意味と目的があるということも伝えたいと思っています。


平成23年2月3日 (旧暦 1月1日)