ニッポンの大人のおんなの学校

親から教えてもらわなかったために、のちのち苦労したこと、
私自身、ずいぶんあるんです。

かなり非常識な家に育ちました。
( 布団をたたみたいというと怒鳴られる。
朝、顔を洗いたいといって怒鳴られる。
一家5人が一緒に座れる場所がない。
嫌い箸のオンパレード、等々。)


だから、本を読んだり、習いに行ったり。
ひとり必死になって、“ 常識 ” を習得しようとしたのです。

そもそも、自分の家でおこなわれていることひとつひとつが、
常識なのか非常識なのか。
それを見極めるところからしなければなりませんでした。


「教えてもらわなかった」「よって、私はこのことを知らない」
という認識があれば、なんとかして学ぼうとします。

けれども、「私はこのことを知らない」ということに気づかなかったら、
知らないままです。

そういう人が多いと思います。


これはつい最近遭遇した例なのですが、
○川△子様 御中
と書いたのは、60代後半の男性。

はい、相当の年数を日本社会で生きてきた方です。

この方に、この宛名書きがおかしいと指摘してくれる人は、
おそらくいないでしょう。
私も指摘できませんでした。


さらにたとえば、30代の女性。
その方のところへ個人レッスンを受けに行ったときのこと。
マグカップでお茶を出してくださったのですが、
私の前へ置くとき、彼女の指は、カップの飲み口を持っていました。


私が100%の常識を備えているとは申しません。
ああ、そうだったのか、知らなかった、と気づかされることは、
まだまだあります。

ただ、これだけはいえます。

非常識な家に育ったお陰で、常識に敏感であるということ。

父よ、母よ、ありがとう。


そんな私、
日本社会で生きていく上で
しっかり身につけておきたいことを詰め込んだ
小さな学校を作りたいと思うのです。


その学校の名称、ひらめいたんです。


ニッポンの大人のおんなの学校


日本と書くとニホンと読む方がいるので、敢えてカタカナ。

大人のおんなは、
すでに大人になった女性も
大人の女性を目指す人も含んでいます。


女性がたしなみを持てば、
それを次世代に伝えていけます。
もちろん、男性がその役をやってもいいけれど、
女性の方が適任でしょう。


こういう学校を作りたいと、だいぶ前から思っていました。


近い将来、作りましょう。


賛同してくださる方、そのときは応援お願いいたします。



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平成24年9月30日 (中秋の名月)


プロの努力

中学生の頃から、英語の同時通訳になることが夢だった。
それしかなかった。
それに向かって進んでいた。


留学した。
英文科に進んだ。


そして、大学2年生のときだったか、
第一線で活躍中の同時通訳者の方から教えていただける授業を
嬉々として取り、
愕然とすることになる。


同時通訳の仕事は、私には向いていない。そう思った。


どうしてそう思ったか。
それについては今回は省く。


それよりも、つい最近気づいたことを。


私は同時通訳に向いていないのではなかった。
同時通訳の仕事をする上で必要な努力に対して、
興味が湧かなかったのだ。


英語力、日本語力、瞬時の判断力、表現力。
同時通訳者に求められる能力だ。
中学生から大学2年までの私は、それは理解していた。
これらを磨くだけだったら、私もがんばれたかもしれない。

しかしながら、求められることはそれだけではないと知った。


現場に臨む前に、膨大な資料を読み込み、
必要な語彙を頭に入れておく。
どんな専門分野であっても。

この、絶対欠かせない作業を、私は楽しいと思えなかったのだ。
そして、「向かない」と判断した。


プロは努力する。
その努力が楽しいと思えなかったら、
プロとして続かない。

苦しいけど楽しい。
そう思える努力だからがんばれる。


私はなんのプロだろう。

今、改めて考えているところ。



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平成24年9月30日 (中秋の名月)


命は、肉体が活動していることを指すのではない。

もし、肉体が活動しているときだけ命があるというのであれば、
死後お葬式を執り行うことは全くの無意味ということになる。
残された者たちの、単なる気休めということに。

お墓参リも同様。
命のないものに対して手を合わせてなんになろう。


単なる生殖によって生まれ、
偶然の重なりで長らえて、
これまた偶然に病気か事故によって、
あるいは臓器が古びて死ぬ。

そうであるならば、人間は、
生きている間に好き勝手していいはずである。


それはちがう、と多くの人間が知っている。

なぜだ。

人間の直感が知っているからだ。
人間は命そのものであり、
現在の肉体は人生舞台の衣装にすぎないと。


もうひとつ、大事なことを知っておこう。
人はそれぞれが、人生舞台の主人公であるということ。

Aさん主役の舞台では、Bさん、Cさんは脇役だ。
そして同時に、Bさんは自分の舞台では主役であって、
Aさん、Cさんが脇役を演じている。

そういう世界をわれわれは織り成しているのだ。

悲劇にするか喜劇にするか、
どんでん返しだらけにするか、
めでたしめでたしにするか。

決めるのは、主人公である自分。


人生は一度きりというのは、
今回の舞台公演が一度きりという意味だ。

輪廻転生は、何度も舞台に登場するという意味。
毎回ちがう作品を演じることを選んで。

作品数が増えるたび、
よりよい演技ができるようになりたいもの。
美しい人間性を開花させ。

命はそれを目的としている。



命は途切れることなく続いているけれども、
今の舞台公演は1回のみ。

真剣勝負で演じよう。
もちろん、舞台衣装である肉体も大切に。



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平成24年9月30日 (中秋の名月)


掘り下げのご感想

知人女性で、「眠れない」という人がいました。
いわゆる、不眠ですね。

不眠には、
「寝つきが悪い」と「眠りが浅い」の2種類があります。

知人は「眠りが浅い」の方で、
夜中に何度も目が覚めるとのことでした。

それが何十年も続いているというのです。


その彼女に、「掘り下げ」をおこないました。
現在、静かな樹のカウンセリングに取り入れている技法。
潜在意識の中に、問題の根本を探していきます。

そしてたどり着いたのが、娘さんとの関係でした。

詳しくはプライバシーがありますので書きませんが、
その1回目 ( 約2時間 ) を終えた彼女から、
メールでうれしい報告をもらいましたのでご紹介します。
ご本人の許しを得ています。


まずは、「掘り下げ」の翌日にいただいたメールです。


◎メール件名: 即効! 

( 前略 )
昨日、治療 ( 注: 掘り下げのこと。) していただきましたが、
最中は肋骨の辺り ( 胸の谷間 ) がモヤモヤ~と温かくなりました。
昨夜は、10時過ぎに就寝し、お陰様で明け方の4時頃まで
一度も目覚めずに眠る事が出来ました。
即効ですね!
有難うございました!



その1週間後。

◎メール件名: お陰様で!

掘り下げの治療をして戴いたお陰様で
あの日以来、夜中にトイレに行かなくなりました!

目を覚ます回数も減りました!

娘との会話も【うぅん!?】と気付いたら以前の様に
突っ掛かってくる事が少なくなりましたよ!

これは私自身が気付かないうちに、
相手に対しての言葉遣いに
変化が有ったんだと思います。

★相手は自分の鏡★ですもんね?

少しずつ、少しずつ気付かぬうちに良くなって行きますね!

有り難うございます。


本当によかったですね。

数カ月後に会って2回目をおこない、
さらに変化が進むよう、お手伝いしたいと思います。


「掘り下げ」は、体調のこと、心の悩み、人間関係等、
さまざまなことに対応できます。

ご予約お待ちしております。



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平成24年9月30日 (中秋の名月)


仲間はずれは針のむしろ

ここ2年間で、かなりの数のセミナーに出ています。
数えてみたら、30近くにのぼっていました。

2日や3日にわたるもの、半日のもの。
さまざまあり、たくさん学びましたが、
その中で強く感じたことがあります。

疎外感がいかにつらいかということ。

たとえば、
その講師が大好きという人たちが集まっている小さなセミナー。
10人から20人ぐらいの規模。
こういうところに初めての私が行くと、
それはそれは露骨に疎外されます。

始まるまでに、お互いが、「あー、久しぶりぃ」なんて言い合っていて、
私に話しかける人は誰もいない。
そして、講師までもが、「あら、○○さん、元気だった?」と
自分の信奉者に笑顔を向ける。
が、私には見向きもしない。
私はその場に存在しないかのよう。

私から隣りの席の人に挨拶して、
変な顔をされたことも、何度か。
よって、最近は、ただ黙って座っています。

これ、針のむしろです。

セミナーの場合、
ほんの短い間座っていればいいので、
針のむしろにもなんとか耐えることができますが、
これが、学校でいじめにあっていたり、
職場で窓際扱い ( 最近使いませんね、この表現。) されたりしていたらどうでしょう。


いじめにあっているということを
勇気を出してほのめかした子供に、
「あと1年なんだから、がんばって通いなさい」
などと簡単に言う親がいます。

やめてください。

針のむしろは、座っている間中、痛いのです。
一分一秒が、どれだけ長く感じることか。

楽しい時間はあっという間に過ぎるけれども、
つらい時間は長く感じる。
誰でも経験のあることです。

それを想像すれば、
いじめにあっている子にとって、一年は、
果てしなく長い時間です。

もっと本気出して向き合ってあげてください。

そもそも、「がんばって通いなさい」などとあっさり片づけてしまう親。
そういう親だから、子供は自分を十分に出せない人間になってしまい、
自分に自信がなく、
結果、いじめられる対象となっている。
そういうことも、大いに考えられるのです。
( 注: いじめられる原因がそれだけとは申しません。)


包容力のない人間が親になると、
子供は本当に大変です。

配慮の足りない講師がセミナーやっていると、
取り巻き以外は増えません。

幸い、包容力も配慮も、
ちゃんと培っていけるものなので、
それらが必要な立場にいる方は、どうぞ、
適切な努力をしてください。



あなたの大切な人を、針のむしろに座らせないでください。



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