執すれば善も善にあらず

がんこジジィやがんこババァは嫌がられます。
自分を曲げずに押し通そうとするからです。

ジジィやババァでなくても、がんこな人はいます。

そういう人には友人が少ない。
和を乱すので、みんなが楽しくないからです。



がんこな人が押し通すのは、
「正しい」「善である」と本人が信じていることです。

「正しい」「善である」から皆もそれを知るべきだ。
そう信じているのです。



そういう態度を「我を通す」といいます。

正しい、あるいは善であることにはまちがいないかもしれませんが、
それをどんな場面でも押し通そうとしたとき、
それは善ではなくなってしまうのです。

本当に押し通さなければいけないときは
どんなことがあっても押し通すべきです。
他人に流されてはいけません。

しかし、そうでもないのにやたら正義や善にこだわると、
融通が効かなくなってしまいます。



おおらかさは大切な徳です。

懐深く、その奥にはしっかりと正義と善が根づいている。

そういう人こそが、人を引きつけるのではないでしょうか。



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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを

書いていきたいと思います。

 

毎週月曜日 朝8時、更新予定です。乞うご期待。