執すれば善も善にあらず
2015年3月1日
がんこジジィやがんこババァは嫌がられます。
自分を曲げずに押し通そうとするからです。
ジジィやババァでなくても、がんこな人はいます。
そういう人には友人が少ない。
和を乱すので、みんなが楽しくないからです。
がんこな人が押し通すのは、
「正しい」「善である」と本人が信じていることです。
「正しい」「善である」から皆もそれを知るべきだ。
そう信じているのです。
そういう態度を「我を通す」といいます。
正しい、あるいは善であることにはまちがいないかもしれませんが、
それをどんな場面でも押し通そうとしたとき、
それは善ではなくなってしまうのです。
本当に押し通さなければいけないときは
どんなことがあっても押し通すべきです。
他人に流されてはいけません。
しかし、そうでもないのにやたら正義や善にこだわると、
融通が効かなくなってしまいます。
おおらかさは大切な徳です。
懐深く、その奥にはしっかりと正義と善が根づいている。
そういう人こそが、人を引きつけるのではないでしょうか。
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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。
どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを
書いていきたいと思います。
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