人それぞれのレベル

要求ばかりしていないで、

自分は何ができるか考えよう。

自分ができること、それはたいていの場合、

思っている範囲より大きい。

 

求める心は渇望と不満を呼ぶ。

自ら成そうとする心は喜びだ。

 

人生、人それぞれのレベルがある。

というと、自分という人間を限る口実にする人がいるのだが、

これは、身の程という意味ではない。

人それぞれのレベルで生きていて、

そのレベルを上げることこそが人生の大きな目的のひとつだから、

自分は大いに精進し、

人がどうあるかは、その人その人なのだと思って見る。

 

人を変えようと思っても、無理だ。

そんなところに無駄なエネルギーを費やさず、

自分を向上させるところにエネルギーを注ごう。

これこそ、エネルギーの有効利用。

 

来る年が、さらにさらによい年でありますように。

いえ、よい年に、いたしましょう。

 

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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを書いていきたいと思います。

 

毎週月曜日 朝7時、更新予定です。乞うご期待。

平成24年9月30日 (中秋の名月)

 

目がくらむ

結婚相手を選ぶ際、

一番大切なのは、誠実かどうかではないかと思います。

その一点に尽きるのではないでしょうか。

 

金持ちでも貧乏でも、

家柄がよくてもイマイチでも、

容姿がよくても悪くても、

派手でも地味でも。

誠実ならば、その結婚は続けられると思う。

 

結婚を焦るばかりに、

相手の大きなあばたを

えくぼだと自分に言い聞かせたりしたら…。

あとが悲惨です。

 

信頼できる相手であるならば、

一緒に迎える人生の大波小波はどうってことありません。

 

信頼できる相手、つまり、誠実な人。

 

うちの主人は、とても誠実な人です。

あ、それから、

素直で、穏やかで、思慮深くて、思いやりがあって、勇気があって、謙虚で。

 

きょう、ふたりでクリスマスのディナーをするのですが、

その準備を進めながら、改めて思ったのです。

「この人と結婚できて、本当によかった」と。

そして、それは、もちろん伝えました。

 

小さなあばたは、えくぼと思おう。

大きなあばたは、やっぱりあばた。

しっかり見極めなければいけません。

 

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才能よりも使命

あることに秀でた人は、それを生かした仕事に就いた方がよいと言われます。

それも一理あるのですが、そうとも言えないこともあります。

 

たとえば、非常に頭がよく、理系の科目ができる若者がいたとします。

その人は、周囲から、

「医者になれば?」

と言われるのではないかと思います。

さて、それが本当によいことなのでしょうか。

 

もしその人が、頭はいいけれども、

人間的に冷たいところのある人だったとしたら?

医者になるべきでしょうか。

 

才能があるということと、それを仕事にすべきということは、

必ずしも一致しないことがあるのです。

 

以前にも書いたと思いますが、

仕事は、食べていくためにするものではありません。

仕事をするのは食べるため → 食べるのは生きていくため

→ 生きるのはなんのため?

この最後の問いにしっかり答えられなければ、

ただ食べて生きているだけということになりかねないのです。

家族を食べさせるために仕事をしているという場合も同じです。

家族ひとりひとりが、人間として生きている目的がわからなければ。

 

また、仕事においては、自己表現だけが大切なのでもありません。

あるときには、自己犠牲すら、必要になることもあるのですから。

家業を継ぐことがその人の使命であるときなどが、それに当てはまります。

 

仕事は、その人がこの世に生まれた使命を果たすためのひとつの手段です。

その使命を十分果たしたとき、その見返りとして、収入が得られるのです。

 

仕事以外にも使命も果たす形はいくらでもあります。

それも含めて、人は、才能だけにとらわれることなく、

自分の使命を知り、それを果たすために最大限の努力をすべきなのです。

 

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心と運命

前回書いたように、

「心」という言葉の定義がはっきりしていないと、

それについて発言したことが正しく理解されなくなる。

 

「人間」といったとき、カラダを指すのか全人格を指すのかで違ってくるように、だ。

もっとも、唯物主義の人にとっては、「人間」はカラダ以外の何ものでもないのだが。

 

さて、人の本体は「心」である。

心がすべての造り主である。

これがわかると、人生における「なぜ?」はすべて解ける。

また、生きやすくなる。

 

「心」という言葉で表すものには、

集合意識、潜在意識、表在意識がある。

だから、どの「心」が思ったことが形となっているのかを

しっかり見極めなければならない。

 

「人生は思うようにはいかない」

と考えている人は、

「表在意識で思ったようにはいかないことがある」

という意味であることに気づいてほしい。

 

あなたの表在意識が思うことと潜在意識が思うことは、

一致していないことがある。

また、潜在意識は、文字通り、“潜って” いるのだから、

どんなことを思っているのか、自分自身ですらわからない。

 

潜在意識にマイナス思考が多ければ、

その人の人生はマイナスに動く。

プラス思考が多ければ、プラスに動く。

 

幸せになりたいと表在意識が強く願っても、

潜在意識が「自分は不幸になるべきだ」と信じているならば、

不幸の方向へ進んでしまう。

あるいは、

潜在意識に「自分は自己処罰を受けるべきだ」という思いがあれば、

病気になって自分を苦しめることもあるのである。

 

道を歩いていて、ふと、「右に曲がろう」と思うのは、表在意識だと誰もが思う。

だが、その奥の潜在意識が働いて、

右に曲がらせているのかもしれないのだ。

そのまままっすぐ歩いていたら車にぶつかっていたかもしれないから。

 

「ふと」という直感を大事にすべきだ。

そして、それ以前に、その直感を浮かび上がらせている潜在意識を

清く正しく明るいもので満たしておくべきだ。

そうすれば、直感がいつもよい方向に働き、

人生諸事、うまくいくのである。

 

運のいい人というのは、ある意味、そういう人だ。

 

ついでながら、「集合意識」について少しだけ。

たとえば、

「人間の足は、切り落としたら二度と生えてこない」というのは、集合意識の信念だ。

全人類がそう信じている。そういうもの。

 

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ことばの定義

「人」とは、何か。

「心」とは、どこか。

それがはっきりしていないと、

「心が人を作っている」

「心が人の主体である」

といったときに、正しい把握ができないことになる。

 

人の主体が心であるとして、

悪を行う人の悪の主体は心にあるのか。

それは、ちがう。

 

人の主体は心だが、

悪の主体は心にはない。

あるのは善のみだ。

 

さあ、こうなると、やはり、

「心」「人」の定義が必要になる。

 

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