体は借りものではない
2015年4月27日
唯物論はさておき、
魂が肉体に宿るという二元論も
実はちがうということは、
以前書いたかと思います。
魂が肉体に宿るのであれば、
肉体は借りものということになります。
肉体は借りものではありません。
あなたという魂が、
「こんなふうなのがいい」と決めて自分で作ったものです。
それなのに、自分の体の
あそこがいやだ、ここが嫌いと言っているなら、
それは、
あなたが自分自身を好きではない証拠です。
自分を好きであれば、
その自分が作った肉体もいとおしいと思うはず。
自分自身とは、魂であり、そこから出た個性です。
天文学的な数の人間が存在し、
それでも誰ひとりとして同じ人間はいないという、奇跡。
その奇跡の自分を好きではないなんて、
人生の大いなる損失です。
好きではない自分と、一生付き合っていくのでしょうか。
自分を好きであれば、
自ずと、適切に、自分の体を大事にします。
流行がどうの、美容がどうの。
他人の目にどう映っているか。
そんなことは二の次になるのです。
まずは自分を好きに。
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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。
どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを
書いていきたいと思います。
毎週月曜日 朝8時、更新予定です。乞うご期待。
細胞は全部入れ替わっているのに
2015年4月20日
人間は肉体ではない。
体は、あなた “の” 体であって、
“あなた” ではない。
この世に生まれたときに体を構成していた細胞は、
今やことごとく別の細胞に入れ替わってしまっています。
もし肉体が人間の本体ならば、
生まれたときのあなたと
細胞が入れ替わった今のあなたはちがう人のはず。
ところが、生まれてからずっと経験してきたことは
あなたの中に蓄積している。
そして、あなたはその人生に責任を負っている。
体はあなたではない。
あなたはその体を司っている存在なのだ。
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いい人と思われてこそ存在価値のある私
2015年4月12日
つまり、
他人からいい人と思われていないと、
自分には存在価値がない。
ということです。
多いと思うんですよね、
こういうふうに思い込んでいる人。
そういう人は、当然いい人です。
いい人でい続けます。
いつも。
ずっと。
少なくとも、他人の前では。
いい人でいられない状況になると、
途端に恐怖に駆られます。
自分の存在価値が危うい!
そのうち、そういう状況になりそうになると、
逃げるようになります。
逃げるのは、いい人のすることではないのですが。
「この人、実はいい人じゃないのね」
と、はっきり思われるぐらいなら、逃げます。
「いい人じゃない」と思われるのが怖いので、
なんとなく姿を消し、
なんとなくうやむやにして、
「いい人だった」ぐらいにしておこうという作戦です。
「飛ぶ鳥跡を濁さず」ということわざすらも、
どうでもよくなります。
自分が逃げたあとのことは知ったことではありません。
大切なのは、「いい人じゃない」レッテルを貼られるのを
避けること。
そうやって渡り歩き、いい人でい続けることは可能です。
表面的には。
しかしながら、跡を濁しっぱなしにされた方は、
逃げた人に対して好印象は持ちません。
「あの人、責任果たさずに逃げたね」
と思います。
今付き合っている人たちにとってはいい人でも、
過去の人たちにとっては無責任な人。
そんなことで、人生がうまくいくはずはないのです。
自分の人生に影響を及ぼすのは、
目の前にある事柄や関係だけではないのですから。
逃げれば済むってもんじゃあ、ないのですよ。
そもそもは、
自分の存在価値の決め方がまちがっていますよね。
自分の価値は、他人の評価によるのではありません。
「できる」と思うか「できない」と思うか
2015年4月5日
ヒプノセラピー(前世療法)をやっておりますが、
初めての方のうち、9割がおっしゃるのは、
「見えなかったらどうしましょう」です。
お気持ちはわかります。
わかりますが、
なぜ「できない」かもしれない方に気持ちが傾くのでしょうか。
誰にもできなかったら、
セラピーとしてとっくに消えています。
そうです、「誰にもできない」わけではない。
ところが、ほかの人はできても、「私はできない」かもしれない。
そう思うのですね。
ある特定の分野において、
「できない」かもしれないと思うことはありますよね。
暗記が苦手だと思っているので、
資格試験に挑戦することに尻込みしてしまう、など。
それはわかります。
ただ、何事においても、
「できない」かもしれないという思いが
反射的に湧いてくるとしたら?
いちいちその思いを乗り越えて
取り組まなければなりません。
大変ですね。
「できるかもしれない」と思って取り組めば、
たいていできます。
できなかったとき、
「ああやっぱり」と思うのは、
初めに「できないかも」と思っていたからです。
「ああやっぱり」の結論を出すべく
行動していたのです。
知らず知らずのうちに。
「できる」「できるかも」にかける人。
そういう人が、自分の人生を切り開いていくのです。
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