その場でいうべき その2

先週のつづきです。

新幹線の指定席車両。
2列席の窓側に座った私。
通路側には若い男性。
スーツ姿でパソコンを
打っていました。

その男性に、
「失礼ですが、
ここの席で合っていますか。」
と声をかけたのは、
カジュアルな服装、
ヤンキーに近い雰囲気の
若い男性でした。

スーツ男性は
自分のチケットを確認。
そして、乗る号車を
まちがえていることに
気づいたのでした。

「すみません」と、
あわててパソコンをしまい、
席を整えて(すばらしい!)
立とうとする彼に、
カジュアル男性はいいました。

「ぼくが移ってもいいですよ。」

うーん…すごい!
まちがえて座っていた人が
移動しなくても済むよう、
自分が移るというのだ!



スーツ男性は
その申し出を辞退し、
移動していきました。
(そこで私が後悔したのは
 先週の記事のとおり。)

カジュアル男性が座りました。

私は、
「移ってもいいですよ」
発言への感動を
すぐに伝えようとしました。
(スーツ男性の件で学んだ。)
が、彼がお弁当を食べ始めたので
遠慮しました。

食べ終える頃、
新幹線は次の駅に。
私たちの列の
通路をはさんだ席に女性、
カジュアル男性の前の席に
女性のご主人が座りました。

すると彼はすかさず、
「換わりましょうか。」
と声をかけたのです。

びっくりした顔のご夫婦に、
彼はいいました。
「同じ列の方がいいかと思って。」

ああ!
なんて心配りのある人でしょう。

ご夫婦はお礼をいい、
席はそのままになりました。



私の心には感動の嵐。

「こんどこそ伝えよう」
そう思った瞬間、
彼は空の弁当箱を持って
デッキ方向へ行ってしまいました。

「お手洗いかな」
「もどっていらしたら、
絶対に伝えよう」
かたく心に誓ったのでした。


長くなったので、
さらに次へつづきます。


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メンタルコンサルテーション
静かな樹

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カウンセリングを
おこなっているのかを
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