伸びる木のように
2025年10月27日
アメリカに住む日本人男性の実話です。
お金持ちになってプライベートジェットを持つという夢を持ち、それを達成しました。
お金持ちたちのグループにも、誘われてはいりました。
そこでわかったそうです。
自分が買ったジェット機は、グループの中で一番ちゃっちいものだと。
車でいうなら軽自動車。
はずかしくなったそうです。
物質世界の上を求め、それを得ても、自分以外の人がさらに上であることに気づきます。
そういう思いをしてみてもいいとは思いますが、すでに誰かが経験してその結果を示してくれています。
精神的な上を目指す方が有益だと思いませんか。
精神的な最上は、すでに自分の中にあります。
「さらに上」は、常に自分の中に求めればいいのです。
ということは、誰かと比較して卑屈になったり、自己嫌悪に陥ったりする必要がなくなるということです。
上へ上へと伸びる木のように、のびのびとあればいいのです。
目指すものの奥に愛
2025年10月20日
がんばるとき、その先に目標がありますね。
ひとつ目標が達成できたら次の目標を掲げればいい。
それは確かにそうです。
ただ、そうやって繰り返していった先を考えたことはありますか。
目標が目先のものでも遠くのものでも、肝心なのは、達成までの過程でどれだけ愛を出せたか、です。
身近な人たちへの愛。
地球に生きるすべての人たちへの愛。
自然への愛。
命への愛。
愛を出さずして目標達成だけにこだわっていると、
たとえ立派な結果は出たとしても、気づけばひとりになっているでしょう。
愛こそがすべてをつなぎます。
愛を出して前進しましょう。
ちなみに愛は、ことばにしないと伝わらないことがあります。
行動で示しているつもりで済ませないことも大事です。
いいとこ取り
2025年10月13日
西洋で美しいといわれる庭園は、
すべてが左右対称に配置されています。
日本庭園の美は、非対称です。
これは、
西洋人にとって自然は征服すべきものであるのに対して、
日本人は自然と混じり合うことをよしとする、
そのちがいから出ています。
自然は征服すべきものなのか。
混じり合うべきものなのか。
自然と共存しようとするとき、
征服と混じり合い両方のいいとこ取りができたら、
実は地球にとって快適なのではと考えます。
人間の手がほどよくはいり、保たれた状態。
現在、日本川はほとんどが護岸されています。
年月が経つと護岸壁は汚い色に。
川の風情が台無しです。
とはいえ、護岸しなければ氾濫の危険があります。
どなたか知恵を出して、
護岸壁独特の美を創り出してくれないでしょうか。
征服と混じり合いのいいとこ取りで、
新しい川の風情を。
何を自分の中に積んでいくか
2025年10月6日
カフェインは、育ち盛りの子は控えた方がいい。
このことは子どもの頃から知っていました。
ですから、大人はみんな知っているものと思っていました。
ところが最近、驚いたことがあります。
身近に、6人のうち3人が50歳以上の大人という構成の家族がいるのですが、
そのうちのひとりとして、子どもにカフェインはよくないということを知らなかったのです。
小学生の子どもがコーヒーをたしなみ、その味について語るのをよろこんでいる。
そういう家族なのです。
日々、生活する中で接する情報のうち、どれを受け取るか。
おのおのの心が選択しているのだとあらためて思いました。
情報や知識は、単に接することで得られるのではありません。
興味のないものは、いくら接してもはいってきません。
私は野球に興味がないので、セ・リーグ、パ・リーグということばと、プロ野球チーム名は知っていても、
どのチームがセかパか、まったく知らないのです。
テレビのニュースは数えきれないほど観てきたのに。
経験が自分の中に蓄積するかどうかも、自分で選んでいます。
いっしょに学校の授業を受けても、その内容が蓄積する人としない人がいますね。
人生学校も、同じなのです。
どういう経験を自分の中に積んでいきたいか。
それを見定めている人といない人とでは、差がつきます。
誰のせいでもなく、自分が選んだ人生なのです。
ちなみに、いつからでも定め直しは可能です。
長さではなく、質ですから、人生は。
