いいとこ取り

西洋で美しいといわれる庭園は、
すべてが左右対称に配置されています。

日本庭園の美は、非対称です。

これは、
西洋人にとって自然は征服すべきものであるのに対して、
日本人は自然と混じり合うことをよしとする、
そのちがいから出ています。



自然は征服すべきものなのか。
混じり合うべきものなのか。

自然と共存しようとするとき、
征服と混じり合い両方のいいとこ取りができたら、
実は地球にとって快適なのではと考えます。

人間の手がほどよくはいり、保たれた状態。



現在、日本川はほとんどが護岸されています。
年月が経つと護岸壁は汚い色に。
川の風情が台無しです。

とはいえ、護岸しなければ氾濫の危険があります。

どなたか知恵を出して、
護岸壁独特の美を創り出してくれないでしょうか。

征服と混じり合いのいいとこ取りで、
新しい川の風情を。