何を自分の中に積んでいくか
2025年10月6日
カフェインは、育ち盛りの子は控えた方がいい。
このことは子どもの頃から知っていました。
ですから、大人はみんな知っているものと思っていました。
ところが最近、驚いたことがあります。
身近に、6人のうち3人が50歳以上の大人という構成の家族がいるのですが、
そのうちのひとりとして、子どもにカフェインはよくないということを知らなかったのです。
小学生の子どもがコーヒーをたしなみ、その味について語るのをよろこんでいる。
そういう家族なのです。
日々、生活する中で接する情報のうち、どれを受け取るか。
おのおのの心が選択しているのだとあらためて思いました。
情報や知識は、単に接することで得られるのではありません。
興味のないものは、いくら接してもはいってきません。
私は野球に興味がないので、セ・リーグ、パ・リーグということばと、プロ野球チーム名は知っていても、
どのチームがセかパか、まったく知らないのです。
テレビのニュースは数えきれないほど観てきたのに。
経験が自分の中に蓄積するかどうかも、自分で選んでいます。
いっしょに学校の授業を受けても、その内容が蓄積する人としない人がいますね。
人生学校も、同じなのです。
どういう経験を自分の中に積んでいきたいか。
それを見定めている人といない人とでは、差がつきます。
誰のせいでもなく、自分が選んだ人生なのです。
ちなみに、いつからでも定め直しは可能です。
長さではなく、質ですから、人生は。