何を自分の中に積んでいくか

カフェインは、育ち盛りの子は控えた方がいい。

このことは子どもの頃から知っていました。

ですから、大人はみんな知っているものと思っていました。

ところが最近、驚いたことがあります。

身近に、6人のうち3人が50歳以上の大人という構成の家族がいるのですが、

そのうちのひとりとして、子どもにカフェインはよくないということを知らなかったのです。

小学生の子どもがコーヒーをたしなみ、その味について語るのをよろこんでいる。

そういう家族なのです。



日々、生活する中で接する情報のうち、どれを受け取るか。

おのおのの心が選択しているのだとあらためて思いました。



情報や知識は、単に接することで得られるのではありません。

興味のないものは、いくら接してもはいってきません。

私は野球に興味がないので、セ・リーグ、パ・リーグということばと、プロ野球チーム名は知っていても、

どのチームがセかパか、まったく知らないのです。

テレビのニュースは数えきれないほど観てきたのに。



経験が自分の中に蓄積するかどうかも、自分で選んでいます。

いっしょに学校の授業を受けても、その内容が蓄積する人としない人がいますね。

人生学校も、同じなのです。



どういう経験を自分の中に積んでいきたいか。

それを見定めている人といない人とでは、差がつきます。

誰のせいでもなく、自分が選んだ人生なのです。



ちなみに、いつからでも定め直しは可能です。

長さではなく、質ですから、人生は。