命は、肉体が活動していることを指すのではない。

もし、肉体が活動しているときだけ命があるというのであれば、
死後お葬式を執り行うことは全くの無意味ということになる。
残された者たちの、単なる気休めということに。

お墓参リも同様。
命のないものに対して手を合わせてなんになろう。


単なる生殖によって生まれ、
偶然の重なりで長らえて、
これまた偶然に病気か事故によって、
あるいは臓器が古びて死ぬ。

そうであるならば、人間は、
生きている間に好き勝手していいはずである。


それはちがう、と多くの人間が知っている。

なぜだ。

人間の直感が知っているからだ。
人間は命そのものであり、
現在の肉体は人生舞台の衣装にすぎないと。


もうひとつ、大事なことを知っておこう。
人はそれぞれが、人生舞台の主人公であるということ。

Aさん主役の舞台では、Bさん、Cさんは脇役だ。
そして同時に、Bさんは自分の舞台では主役であって、
Aさん、Cさんが脇役を演じている。

そういう世界をわれわれは織り成しているのだ。

悲劇にするか喜劇にするか、
どんでん返しだらけにするか、
めでたしめでたしにするか。

決めるのは、主人公である自分。


人生は一度きりというのは、
今回の舞台公演が一度きりという意味だ。

輪廻転生は、何度も舞台に登場するという意味。
毎回ちがう作品を演じることを選んで。

作品数が増えるたび、
よりよい演技ができるようになりたいもの。
美しい人間性を開花させ。

命はそれを目的としている。



命は途切れることなく続いているけれども、
今の舞台公演は1回のみ。

真剣勝負で演じよう。
もちろん、舞台衣装である肉体も大切に。



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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを

書いていきたいと思います。

 

毎週月曜日 朝8時、更新予定です。乞うご期待。

平成24年9月30日 (中秋の名月)


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