「◯◯があるからいいじゃない」

※ 本日更新が遅れましたことをおわび申し上げます。




たとえばあなたが友だちにグチをいいました。

「うちは主人が仕事仕事といって、

私のこと、ちっともかまってくれないのよね。」

そのとき、

「いいじゃない、お金いっぱい稼いできてくれるんだから。」

と返されたらどう感じますか。



がんばったのに、第一志望の学校にはいれなかったとき、

「いいじゃない、十分いい学校にはいれたんだから。」

といわれたら、どうですか。





X が得られないとき、

「Y があるからいいじゃない」

といってなぐさめるのは、

なぐさめになりません。

気休め程度。

あるいは返って、なぐさめられた側が、

「わかってもらえなかった」 という思いを強くします。






自分自身のことに関してもそうです。

「親に気持ちを理解してもらったことがない」 人が、

「十分な教育を授けてもらったからいいじゃない」 と

いくら自分を納得させようとしても、無理です。





どうすればいいのか。





X が得られなかったことで、自分は何を学んだのか。

これを突き詰めることです。

しっかり学ぶことです。





ただし、

いつも書いていることですが、

この学びが反面教師であってはいけません。

それでは適切に学んだことになりません。





「親に気持ちを理解してもらったことがない」

     ↓

「そういう親にはなるまい」

は、学びではないのです。



そういう親を持ったプラスの学び。

それを発見しなければいけないのです。



X が得られなかったけれども
Y を得たからよしとする

ではなく、

X が得られなかったのは悪であり
それを反面教師にする

でもない。



X が得られなかったという

苦しい

辛い

悲しい

体験の中に、

プラスを見つけ出してこそ、

その体験に大いなる意味が生まれ、

その体験を晴れて卒業できるのです。




私も、そういう学び発見を繰り返しています。

そうやって、人生経験は自分の魂の肥やしになるのです。





逃げず、

ふてず、

しょうがないとあきらめず、

正しく学びつづけることです。



とても価値ある学びです。


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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを

書いていきたいと思います。

 

毎週月曜日 朝8時、更新予定です。乞うご期待。