夢の先のレール
2014年1月6日
「~したい / なりたい」が、「~する / なる」に変わるときは
どんなときでしょう。
「結婚したい」が「結婚する」に変わるためには、
その間に「相手を見つける」があります。
「相手を見つけたい」ではなく。
願望実現には行動が伴わなくてはならないということですね。
学生が、「就職したい」と言って、
言うだけでこたつにはいってじっとしていたら
就職はできません。
そんな子を見たら、
「自分の足で探しなさい」
とお尻をたたくでしょう。
ところが、「~したい」の別のことになると、
言うだけでこたつにはいっている人が多くはないでしょうか。
そして、「それいいねえ」と相槌を打つものの、
「行動しなさい」とお尻をたたかない人も多い。
この違いはなんなのでしょうね。
就職は、就職先という形がずらりと並んでいるのに対し、
「~したい」は形になったものが並んでいないからか。
あるいは、就職は学校を出た人が当然するものという認識があり、
「~したい」は夢であって、
してもしなくてもいいという感覚だからか。
夢を描いたらそれをかなえるのは当然、
と考えないのはなぜでしょう。
振り返るに、私は学校を出たら就職するのが当然とは
思っていませんでした。
また、夢を描いたらそれをかなえるのは当然、
と考えています。
もうそろそろ、わかってもいいのではないでしょうか。
敷かれたレールに乗って走っても、
そのレールがなくなるかもしれないこと。
夢を描いた先にレールはないけれども、
そのレールは自分で敷けるということも。
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平成24年9月30日 (中秋の名月)