人間関係の妙 その2
2024年4月22日
自分にとって苦しい
関係性があったとします。
そこから逃げる、がまんする。
心の中で怨む。
そうやってやり過ごすと、
同じような関係が
必ずまたやってきます。
『学び』をしていなから。
悪いものは
悪いとしか思えない。
という当たり前の感覚では、
人生、次へは進めません。
新聞で読みました。
男性Aが、
交通事故で妻子を失った。
過失は100%
運転手B側にある。
しかもだいぶ前から、
危険性が指摘されていた。
Aは家族を奪われ、
裁判でBに無罪を主張され、
それはそれは苦しんだ。
やっとBは有罪判決を受けた。
ひと区切りついたAは、
「これから自分がすべきことは
なんだろう」と自問した。
妻子が受けた痛みを思うと、
胸が張り裂けそうになる。
Bが憎い。
孤独感は底知れない。
しかし、
そこにとどまっていて
いいとは思えない。
Aは答えを出した。
「このような事故が
二度と起きないように、
Bとともに
考えていくべきなのではないか。」
そして、
獄中のBに働きかけを始めた。
ふつうだったら、
「このような事故が
二度と起きないように」
の次は、
「事故の悲惨さを伝えていく。」
「死んだ妻子の苦しみ、
自分の苦しみ、
Bの身勝手さを
世間に訴えつづける。」
となりませんか。
「すごいな、Aさん。」
私は尊敬の念を抱きました。
つづきます。
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メンタルコンサルテーション
静かな樹
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カウンセリングを
おこなっているのかを
書いております。