夢の先のレール

「~したい / なりたい」が、「~する / なる」に変わるときは
どんなときでしょう。

「結婚したい」が「結婚する」に変わるためには、
その間に「相手を見つける」があります。
「相手を見つけたい」ではなく。

願望実現には行動が伴わなくてはならないということですね。

学生が、「就職したい」と言って、
言うだけでこたつにはいってじっとしていたら
就職はできません。

そんな子を見たら、
「自分の足で探しなさい」
とお尻をたたくでしょう。

ところが、「~したい」の別のことになると、
言うだけでこたつにはいっている人が多くはないでしょうか。
そして、「それいいねえ」と相槌を打つものの、
「行動しなさい」とお尻をたたかない人も多い。

この違いはなんなのでしょうね。

就職は、就職先という形がずらりと並んでいるのに対し、
「~したい」は形になったものが並んでいないからか。
あるいは、就職は学校を出た人が当然するものという認識があり、
「~したい」は夢であって、
してもしなくてもいいという感覚だからか。

夢を描いたらそれをかなえるのは当然、
と考えないのはなぜでしょう。


振り返るに、私は学校を出たら就職するのが当然とは
思っていませんでした。

また、夢を描いたらそれをかなえるのは当然、
と考えています。


もうそろそろ、わかってもいいのではないでしょうか。
敷かれたレールに乗って走っても、
そのレールがなくなるかもしれないこと。

夢を描いた先にレールはないけれども、
そのレールは自分で敷けるということも。


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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

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書いていきたいと思います。

 

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平成24年9月30日 (中秋の名月)