自分は単なる個ではありません

ゆううつ、暗い気持ち、反感、悪意、ねたみ。

自分が単なる個であるなら、これらの感情は自分だけにとどまります。

しかし、自分は他とつながっている存在ですから、自分が抱えた感情が他に及ぶのです。



行動だとわかりやすいですね。

たとえばゴミ。
自分ひとりぐらいという気持ちで適切な捨て方をしなかったものが、どれだけ大きな事態を引き起こすか。



行動という形にならなくても、心に抱えているものは類は友を呼ぶでつながっていき、大きな事態となります。

戦争は、争いの心の集まりです。
平和、平和と口では唱えても、他と争う心があれば平和にはなりません。



自分ひとりぐらいという考え方は、自分をちっぽけな存在だと思っている証拠でもあります。

自分ひとりのおこない、その前にある心のあり方が世界を変えます。

それほどの力が、あなたの中にはあるのです。



よい方に変えたいですね。世界を。

だったら、自分から始めることです。

別に、声をあげる必要はありません。
静かに、自分の心を愛と平和で満たせばいいのです。



そして、ときにそれがうまくいかなくても、自分を責めないでください。

そもそも悪の感情は「存在しない」ものなのですから、とらわれる必要はありません。

「存在する」善のみを、また、心に満たしていけばいいだけです。