静かな樹の今までとこれから 2
2013年9月2日
カウンセリングに医学的知識は必須ではありません。
それでも私が選ばれるのは、
医師としての科学的見識を通してカウンセリングを行うと
期待されているからではないかと思います。
社会的信用というものもあるでしょう。
医師免許を持っていながら怪しいことはできまい、という。
実は今回、静かな樹のメニュー改定にあたり、
スカイプカウンセリングのモニターをしてくださったAさんが、
私のカウンセリングを「霊視と同じ」と評した感想を述べられました。
そして、
「そういうものを受けたかったわけではない」とお書きになりました。
これには少なからずショックを受けました。
が、どうしてそう思わせてしまったのだろうと検証して気づきました。
私の新しい手法に関する説明が不十分だったと。
Aさんにはお詫びいたしました。
期待していたものと違っていては、落胆も大きかったことでしょう。
私の手法でよいと思った方が受けてくださる、
そういう形にしなければいけないのです。
そのことをAさんに教えていただきました。
さて、以前書いたと思いますが、
科学は、在ると証明することはできます。
今までなかったものを作り出すこともできます。
しかし、すでに存在するものがなぜ存在するのかを
説明することはできません。
また、全くの無から有を作ることもできないのです。
科学って、かっこいいですよね。
すっきりしている。
逆を言えば、すっきりしないものを排除しているのです。
肉体の目に見えないものなどというのは、
見えないゆえにすっきりしません。
それを科学的ではないと呼ぶ。
そして、科学が認めないものイコール怪しいという考えを
持つ人が出てくる。
科学が証明していなくても、
現実によい結果を出し、
なんの弊害もないのであれば、
それを取り入れることにやぶさかではない、
というのが私の立ち位置です。
それでよく医者やってるなあとお思いでしょうか。
医者の仕事をするときは、医者の範囲で行いますから。
現在、病院勤務はしておりません。
企業や学校の健診の仕事をすることがときどきあります。
そういう場で、たとえば、
受診者の方が体に症状を出していて、
それが明らかにその方の心が原因であると私には思えても、
「◯◯科で診てもらった方がいいですよ」
とは申しますが、決して、
「ヒーリングを受けた方がいいですよ」
とは申しません。
あるいは、ストレスでうつ病発症寸前と思われる人に、
「精神科か心療内科にいらした方がいいですよ」
とは言っても、
「病院に行くよりも、カウンセリングを受けた方がいいですよ」
とは言わないのです。
医者の仕事は医者の範囲できっかりこなします。
お陰様で、数年来行っております某大手企業では、
看護師さんはじめスタッフの方々が皆さん、
「辞めないでほしい」と言ってくださいました。
( これは自慢のために書くのではなく、
医師として信頼を得ている人間であると
安心していただくために書いております。)
そうやって医者の範囲の仕事をしながら、
カウンセラーとしては、サイキックな面も使う。
その、理性的なところこそを、
“ 医師免許を持ったサイキック・カウンセラー ”
として評価していただき、
私のカウンセリングや他のメニューを選んでいただければと思うのです。
繰り返します。
私は医師免許を持っています。
それは、科学的な目でカウンセリングを行うということではなく、
医師としての仕事はしっかり医師として行うことができる、
そういう理性を備えた者であるという安心感を持ってもらうため、
と捉えていただければと思うのであります。
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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。
どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを
書いていきたいと思います。
毎週月曜日 朝7時、更新予定です。乞うご期待。
平成24年9月30日 (中秋の名月)