「実はあのとき」


16歳でアメリカ留学したとき、

これからお世話になる家の子 A女から、

「英語、じょうずね」

といわれました。



一年後。

帰国を控えた頃、

A女から、

「あなたの英語、

本当に上達した。

実は、最初の頃、

この英語で大丈夫なのかしらと

思ってたの」

と、いわれました。





その瞬間、

A女に対する私の信頼度が

一気に下がりました。





ほめたり持ち上げたりしておきながら、

あとになって、

「実はあのとき、

大したことないと思ってた」


という。



向上したことをほめたつもりでしょうが、

そのやり方、

やめた方がいいと思うのです。





別のやり方で

今の状態をほめることは

できるのですから。








「実は」で始まる、秘密の暴露。

クセモノです。





A女は、

一年間黙っていたことを暴露しました。

それによって

私からの信頼を失いました。





このクセモノ、

ほかの場面でも登場します。



たとえば、

中学校の同級生Tの場合。



また書きます。



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「静かな樹」は、
カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いて
カウンセリングを行っているのかを
書いていきたいと思います。


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