責任と使命はちがう
2014年11月24日
サイキック・カウンセリングを受けていらっしゃる Y さんに、
ある “ 宿題 ” をお出ししました。
「自分が負うべき責任を考える」というものです。
そうしましたら、Y さんからメールがきて、
「責任ということばにピンとこないので、
使命や役割ということばに置き換えています。」
とのことでした。
私は返信しました。
「責任と使命はちがうのです。」と。
責任は、果たさないことは絶対に許されない事柄です。
たとえば、親の子供に対する責任は、
・安全を守る。
・心身の成長のために適切な行動を取る。
・必要な教育を受けさせる。
・社会で生きていくための知識を与える。
などですね。
子供の教育に集中してかかわり、
それが自分の使命だと思っている人がいますが、
使命ではありません。
責任を大きくしただけです。
それを使命だと思っているから、
子供が成長したとき、
離れていくことを受け入れられなくなるのです。
話がそれましたが。
あとはたとえば、社会人としての責任は何か。
・社会の秩序を守る。
・他人の権利を尊重する。
・率先して社会に貢献する。
でしょうかね。
こう挙げていくと、責任と使命がちがうこと、
おわかりいただけると思います。
さて、使命。
人それぞれが持って生まれてきます。
ただ、自分の使命に気づこうとしない人がいて、
果たさずに死んでいきます。
果たさずに死ぬことは、
許されないことではありませんが、
そのままでいいわけではありません。
課題として残ります。
というわけで、
自分の位置における責任は何か。
自分の人生の使命は何か。
どちらも非常に重要です。
しっかり自覚し、
責任も使命も100%で生きていこうではありませんか。
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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。
どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを
書いていきたいと思います。
毎週月曜日 朝8時、更新予定です。乞うご期待。
平成24年9月30日 (中秋の名月)