すべての原因を過去と外に求める人
2015年7月6日
今、自分は不本意な状態にある。
なぜこうなったのだろう。
親のせいだ。
社会のせいだ。
そう納得するのはかまわないのですが、
何かというと、
「親の接し方が悪かった」
「社会のこれこれが悪で、そのせいで自分は」
という方向に思いが行き、
いつもそこで終わってしまうとしたら、それは問題。
誰々が悪いと決め、
自分はあくまでも被害者。
そういう考え方は、
自分を悲劇のヒーロー、ヒロインにしていきます。
自分で自分をかわいそうな人間として
憐れむのです。
憐れむべき自分。
そんな自分でいれば、
人はかわいそうだと思ってくれるだろう。
はい、確かに。
かわいそうだと思う人もいます。
しかし、ずっとかわいそうだと思ってもらって生きていたら、
その先どうなるのでしょう。
かわいそうだと思う人が、
一生めんどうを見てくれるのでしょうか。
よくいるんです。
自分は被害者でかわいそうな存在だから、
誰かが自分のために働いてくれて当然だと
思っている人。
そういう人のカモになったら大変です。
搾り取られます。
自分を被害者にしておくと、
実は、搾取する側にまわることになるのです。
なんと、加害者になってしまう。
ということですね。
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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。
どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを
書いていきたいと思います。
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