底抜けに明るくていいのに
2017年9月4日
「しかたない」
が根底に流れる人生訓。
好きな人、多いです。
ですから売れます。
例を挙げると
差しさわりがあるので
しませんが。
恋愛でも、
「寂しそうな男がいい」
「憂いを含んだ女がいい」
という異性に対する好み。
ありますでしょう。
しかたない人生訓も
影を好む恋愛観も、
根っこには、
「人生には
悲しみ苦しみがつきものだ。
それでこそ人生だ」
という人生観がありますね。
どうでしょう。
人生を
「底抜けに明るくてよい」
と思っていますか。
「悲しみ苦しみがつきものだ」
と思っていますか。
すべてが太陽に照らされている。
そういう人生では
なぜ
いけないのでしょうか。
悲しみ苦しみがつきもの
という人生観には、
「人間は罪深い」
という前提があります。
大昔、
太平洋の常夏の島で、
底抜けに明るい信仰を持って
暮らしていた人々がいます。
自然の中に神を見て敬い、
明るい踊りで
その神を讃えていた人々。
某教の布教によって、
「人間は罪深い」と「知らされ」、
こうべを垂れて
祈るようになりました。
底抜けに明るい信仰には
論理的な教義がなかったので、
負けてしまったのです。
長くなりました。
人間は罪深くなどありません。
だから、
底抜けに明るく生きていいのです。
しかたないことはひとつもなく、
影を好む必要もありません。
すべては
明るく照らされているのですから。
ひとりひとりが
心の窓を閉ざさない限り。
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静かな樹
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