見えるものが本当ではないと知った上で

朝4時。

まだ暗い中、ベランダに出てみると、
ほぼ真上に月が煌々と照っていました。
月明かりで、雲がよく見えます。
星もいくつかキラキラと。

見とれました。



大昔の人は、
月も星も、
空という平面上に並んでいると
信じて疑わなかった。

でも現代の私たちは知っています。
それぞれがちがう位置にあり、
その間は
果てしないほど離れていることを。

人間が解明したから。



解明する。

発見する。



今も、あらゆる分野で
未知の事象に取り組んでいる方々がいる。

すばらしいことです。




ただ、思うのです。

「すべて」は解明されないだろうと。



未知の事象を解明しようとするとき、
使うのは五感。

その五感は、
三次元を
限りある範囲でしか捉えられません。

私たちの目が、
空にある月と星を
同じ平面上にあるとしか
見ることができないように。



このことをわきまえていないと、
傲慢になってしまう。

人間はなんでもできる、
科学は万能だ、と。



わきまえた上で、
未知の世界に挑むのは、
すばらしいこと。

それが向上ですね。



人間は本来、
向上したい存在です。

向上したい、したいと、
心は言っています。


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メンタルコンサルテーション
静かな樹

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