できごとをどう捉えるか
2011年6月25日
悪いことが重なって起きたとき、
「泣きっ面に蜂」と思うか、「悪いことは出るだけ出れば終わり」と思うか。
どちらと捉えるかによって、その人のその後の運命は変わります。
泣きっ面に蜂の人は自分の運命を泣いて呪っているので、蜂は何匹でも飛んできます。
そして、ますます、「ああ、自分は運が悪いのだ」と思い込みます。
悪いできごとは、過去の自分の心の膿が形となったもの。
それがわかれば、何の心配もいらないのです。
感染症にかかると高熱が出ます。けがをしたら、その部位はジュクジュクになります。
それらは、体が治そうとする反応であること、みなさんご存知ですよね。
心の膿を出すことも同様です。
出るものは出してしまえばいいのです。
過去の思いや行動が現在を作り、現在の思いや行動が未来を作っています。
だから、大切なのは、今これから先をどういう心持ちで生きていくかなのです。
それを正しい方向に定めればいいのです。
過去の思いがゆえに膿が出ているのなら、その働きに感謝しましょう。
よくなる過程なのですから。
もうひとつ付け加えます。
一見最悪と見えるできごとが、その人の魂を研く最良のチャンスである。
これまた、しっかりそう捉えればの話です。
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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。
どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのか、
月に1、2回のペースで書いていきたいと思います。
端的に言えば、「人間の本質は善である」ということ、
そして、「自分を愛してこそ、人を愛せる」
「国を愛してこそ、自分を愛せる」
ということが根底にあります。
また、どんな人生にも意味と目的があるということも伝えたいと思っています。
平成23年2月3日 (旧暦 1月1日)