自殺はなぜいけないか
2013年3月4日
もう少ししたら、
自分が魔法使いであることを公表しようと思うので、
その前振りを少しずつ。
自殺はなぜいけないか。
それは、人間が、神の全能と個性の噴出口であるから。
全能と個性を内包した人間は、
それを認識し、
それを噴出させ、
キャンバスの上に絵を描くように
それを表現するのが使命だから。
自殺は、その機会を自ら奪うもの。
だからしてはいけないのである。
また、全能と個性を内包している人間は、
実はやろうと思えばなんだってできるのであり、
ひとりひとりに大きな価値があるのであり、
悪人も真の悪人ではないとわかるから。
このことを伝えることができれば、
自殺する人は減るはずなのだ。
以前ネットで見たのだが、
「小・中・高校の教諭の67%が自殺予防教育の必要性を感じているものの、実施には全体の85%が『困難がある』と考えていることが、兵庫教育大の新井肇教授らのチームの調査で分かった」
のだそうである。
その理由はいくつか挙げてあったが、
人間の尊厳と、各人が非常に重要な存在であるということを
大人が子供に伝えることができない、というところが
根本の問題だと私は思う。
「ひとりひとりが大切な存在なのですよ」
「命は尊いのですよ」
と言ったとて、
「それはなぜですか」
と聞かれて理由を答えられないのでは、
誰も納得するはずがない。
そう。
大人ですら、そういったことを知らずに大人になったのだから、
無理もないことではあるのだが。
そして、宗教教育はさておくとしても、
倫理教育がスッポリ抜けている学校教育では、
教えられることに限界があるのである。
もちろん、しつけから何から学校に任せっきりの親も、どうかとは思う。
しつけのできない親を作ったのは誰だ。
その人をしつけなかった、親と周囲の大人だ。
大人が子供を自信を持って導けないとは、
なんとも情けない話ではないか。
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平成24年9月30日 (中秋の名月)