「うらやましい」

A さんが、a という才能を持っていたとする。

そしてその才能を持っていることに気づいていないとする。

B さんがいる。

B さんは、比較的早く b という才能を開花させた人。

 

いきいきと活躍する B さん。

その姿を見て A さんは、

「うらやましい」と思うかもしれない。

 

もし A さんがそう思うなら、A さんの隠れた才能が開花することはないだろう。

ないとまではいかなくても、開花はさらに遅くなるだろう。

 

なぜならば、「うらやましい」というのは一種のねたみであり、

負の感情であるからだ。

負の感情は、自分の足を引っ張るものだ。

 

A さんが「うらやましい」と思うのは、

自分には才能がないと思い込んでいるからだ。

才能がない自分を劣っていると感じるからだ。

 

そう、この、「劣っている」という感じ、

これこそが、才能開花の妨げになる。

 

「うらやましい」というねたみ、

「劣っている」という自分へのレッテル貼り、

これらの感情が軽くなればなるほど、

A さんは自分の人生を生きられるようになる。

そしてA さんは、自分の中に驚くような才能を発見する。

a という才能を。

 

B さんが b の才能を開花させていることを

心から喜べるようになったとき、

A さんは、a の才能のスイッチをひとつ押したことになるのだ。

 

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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。

どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのかを書いていきたいと思います。

 

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平成24年9月30日 (中秋の名月)