人間関係の妙 その2

自分にとって苦しい
関係性があったとします。

そこから逃げる、がまんする。
心の中で怨む。

そうやってやり過ごすと、
同じような関係が
必ずまたやってきます。

『学び』をしていなから。



悪いものは
悪いとしか思えない。
という当たり前の感覚では、
人生、次へは進めません。



新聞で読みました。

男性Aが、
交通事故で妻子を失った。

過失は100%
運転手B側にある。
しかもだいぶ前から、
危険性が指摘されていた。

Aは家族を奪われ、
裁判でBに無罪を主張され、
それはそれは苦しんだ。

やっとBは有罪判決を受けた。

ひと区切りついたAは、
「これから自分がすべきことは
なんだろう」と自問した。



妻子が受けた痛みを思うと、
胸が張り裂けそうになる。

Bが憎い。

孤独感は底知れない。

しかし、
そこにとどまっていて
いいとは思えない。



Aは答えを出した。

「このような事故が
二度と起きないように、
Bとともに
考えていくべきなのではないか。」

そして、
獄中のBに働きかけを始めた。





ふつうだったら、

「このような事故が
二度と起きないように」

の次は、

「事故の悲惨さを伝えていく。」

「死んだ妻子の苦しみ、
自分の苦しみ、
Bの身勝手さを
世間に訴えつづける。」

となりませんか。



「すごいな、Aさん。」

私は尊敬の念を抱きました。


つづきます。


* * * * *

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カウンセリングを
おこなっているのかを
書いております。

人間関係の妙 その1

去年の終わり頃から
でしょうか。
人間関係が
大きく変化しています。

私にとって
そういう時期なのでしょう。



その最中、
特に強烈な印象を残した
経験がいくつか。

表面的には、
強烈に良い印象と
強烈に悪い印象の
両方です。

両方とはいっても、
実は、
どちらも私にとって
必要だったのです。

ですから
どちらも善なのです。

絶対に。



それがわかっていると、
たとえ悪い印象で
不快になっても、
「このことは私にとって、
どんな善なる学びなのか」
と考えるようになります。

そして、
答えは必ずあります。


次につづきます。


* * * * *

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その場でいうべき その3

カジュアル男性が
席を立ってから、
だいぶ時間が経ちました。

お手洗いにしても、
やけに長い。

そうこうしているうちに、
私の降りる駅が
近づいてきました。

彼にことばを
かけられなかったことに
心残りを感じながら、
荷物をまとめます。

列車が停まる少し前、
デッキへ移動すると
カジュアル男性が
いました。

誰かと話し込んでいます。
知り合いのようです。
それぞれ別の車両に
席を取ったのですね。

カジュアル男性が
私の方を
チラッと見ましたが、
お互いそれで終わりました。



こうして、
ことばに出しての賞賛は
ひとつも叶うことなく、
私は新幹線を降りました。

その場で伝えていれば、
と悔やまれます。



すばらしい配慮をなさる、
若い男性おふたり。

彼らに幸あれと
祈ります。


* * * * *

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その場でいうべき その2

先週のつづきです。

新幹線の指定席車両。
2列席の窓側に座った私。
通路側には若い男性。
スーツ姿でパソコンを
打っていました。

その男性に、
「失礼ですが、
ここの席で合っていますか。」
と声をかけたのは、
カジュアルな服装、
ヤンキーに近い雰囲気の
若い男性でした。

スーツ男性は
自分のチケットを確認。
そして、乗る号車を
まちがえていることに
気づいたのでした。

「すみません」と、
あわててパソコンをしまい、
席を整えて(すばらしい!)
立とうとする彼に、
カジュアル男性はいいました。

「ぼくが移ってもいいですよ。」

うーん…すごい!
まちがえて座っていた人が
移動しなくても済むよう、
自分が移るというのだ!



スーツ男性は
その申し出を辞退し、
移動していきました。
(そこで私が後悔したのは
 先週の記事のとおり。)

カジュアル男性が座りました。

私は、
「移ってもいいですよ」
発言への感動を
すぐに伝えようとしました。
(スーツ男性の件で学んだ。)
が、彼がお弁当を食べ始めたので
遠慮しました。

食べ終える頃、
新幹線は次の駅に。
私たちの列の
通路をはさんだ席に女性、
カジュアル男性の前の席に
女性のご主人が座りました。

すると彼はすかさず、
「換わりましょうか。」
と声をかけたのです。

びっくりした顔のご夫婦に、
彼はいいました。
「同じ列の方がいいかと思って。」

ああ!
なんて心配りのある人でしょう。

ご夫婦はお礼をいい、
席はそのままになりました。



私の心には感動の嵐。

「こんどこそ伝えよう」
そう思った瞬間、
彼は空の弁当箱を持って
デッキ方向へ行ってしまいました。

「お手洗いかな」
「もどっていらしたら、
絶対に伝えよう」
かたく心に誓ったのでした。


長くなったので、
さらに次へつづきます。


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