雑草の

うちのマンションの北側、
駐車スペースの向こうは
斜面になっています。

その斜面の上に
木々が植えてあります。
(そのうちの2本と友だちです。)

斜面はコンクリートで
固められていますが、
木々のあるところは土。

そこから生えたツタ状の植物が、
斜面をどんどん下りてきます。

マンションのみなさんは、
これを嫌います。

雑草だからです。

お掃除のおばさんが
むしってくれるのですが、
いたちごっこです。



今朝、そのツタたちが
朝日を受け、風を受けて、

葉を輝かせ、

影をまとい、

それはそれは美しい
動きを見せてくれました。

緑の波でした。



雑草と栽培種のちがいは
なんでしょう。

栽培種は、
人が自分たちの好みに仕上げ、
手元に置いて鑑賞するための植物。


そして、
人の望まないところに生え、
手を加えずとも育つ、
そういう植物を雑草と呼びます。



雑草たちは、
元気に生きているだけなのに。



もちろん私だって、
草ボウボウがいいとは思いません。

ただ、
雑草たちの中にも「美」がある
ということに
目を留めてほしいのです。


何度 思い返してもうっとりする、
朝の太陽とツタたちの共演でした。


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メンタルコンサルテーション
静かな樹

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