意地を張る人
2011年11月26日
意地を張る人は、認めてほしいのです。
あることで意地を張ったとしても、それはそのことだけの問題じゃない。
ずっと以前から自分の思いを認めてほしかったのに、認めてもらえずに来た。
だから、目の前のことで意地を張っているのです。
つまり、その人は寂しいのです。
そういう人は頑固と思われがちです。
でも、認めてほしいというサインを発しているときに、それに気づいてもらえなかったために、別のことで意地を張り、自分を主張している。それだけなんです。
まずは、その人の主張を受け止めてあげましょう。
たとえそれが多少理屈からはずれていても。
受け止めるということは、何でも言うことを聞くことではありません。
受け止めるということは、まずはいったん全部包み込むということ。
風呂敷のように。
そうすればその人は安心します。
自分の主張に無理があると、その人は本当は知っているのです。
だから、受け止めてもらえたと感じたら、素直になっていくでしょう。
少しずつではありますが、無理なことを言わなくなるでしょう。
逆に、意地を張りがちな方に申し上げます。
あなたは認めてほしいという気持ちが強い。心が叫ぶほど。
では、お聞きします。
あなた自身は、人のことを十分に認めてあげていますか。
自分が認めてほしいという思いが先に立っていませんか。
ほかの人も、認めてほしいと思っていますよ。
ほしいほしいは地獄を生み、してあげたいしてあげたいは天国を生む。
あなたが天国に住めば、周りはあなたにとてもよくしてくれるはずです。
天国とはそういうところだから。
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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。
どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのか、
月に1、2回のペースで書いていきたいと思います。
端的に言えば、「人間の本質は善である」ということ、
そして、「自分を愛してこそ、人を愛せる」、「国を愛してこそ、自分を愛せる」
ということが根底にあります。
また、どんな人生にも意味と目的があるということも伝えたいと思っています。
平成23年2月3日 (旧暦 1月1日)