大きな目的

目の前の目標は大切だ。

けれども、そこに到達したとき、何もなくなる。

 

達成感はあるだろう。

それは大事だ。

でも、その先、それだけを支えに生きていくのは難しい。

程なく虚しさが訪れる。

 

目の前の目標というものは、

それを成し遂げるまでにかかる時間の短さをいうのではない。

20年先の目標ですら、目の前の目標であることがある。

 

やはり、真に知るべきは、人生の目標である。

生きる目的である。

それを知らずして、何十年とかけて何かを成し遂げても、

達成感の瞬きのあとに残るのは、虚しさだ。

 

人には、

全人類が持つ、生きる目的と、

自分が属している国が成すべきことに貢献する使命と、

一個の人間としての、この人生における使命がある。

その全てを知ったとき、人は強く明るく生きられる。

 

悩みに押しつぶされることもなく、

誰かを妬むこともなく、

優越感や劣等感に翻弄されることもなくなる。

 

そういう人たちが手を取り合って歩む世界。

 
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「静かな樹」は、カウンセリングとヒプノセラピーのサロンです。
どのような考え方に基いてカウンセリングを行っているのか、月に1、2回のペースで書いていきたいと思います。
端的に言えば、「人間の本質は善である」ということ、そして、「自分を愛してこそ、人を愛せる」
「国を愛してこそ、自分を愛せる」ということが根底にあります。
また、どんな人生にも意味と目的があるということも伝えたいと思っています。

平成23年2月3日 (旧暦 1月1日)